
菊竹清訓 『都城市民会館』 MODERN MOVEMENTシリーズ
1966年に菊竹清訓の設計で完成し、メタボリズム建築の代表作の一つとされる都城市民会館。2007年の閉館後、署名活動やシンポジウムなど、保存への動きも活発に行われていたものの、ついに解体への方針が確定し、2019年7月から解体作業が着手されるにいたった。
本書では、竣工時の貴重な図面や写真、また解体前の写真を交えながら、消え行くメタボリズム建築の姿を資料として留める。
■目次
・菊竹さんの発想力 穂積信夫(建築家/早稲田大学名誉教授)
・都城市民会館について 斎藤信吾(建築家/早稲田大学講師)
・都城市民会館 菊竹清訓
・目に見えないものの秩序 菊竹清訓
・菊竹さんの狂気と戦った都城市民会館 オーラルヒストリー
遠藤勝勧(建築家/遠藤勝勧建築設計室/元菊竹清訓建築設計事務所)
古谷誠章(早稲田大学教授)
・図面
・都城市民会館の手摺のディテール 仙田満(建築家/環境デザイン研究所)
・私のファーストイメージ・乳母車の鉄の帆 長谷川逸子(建築家/長谷川逸子・建築計画工房)
・都城市民会館再生活用計画 日本建築学会都城市民会館再生活用計画検討委員会
著者:日本建築学会都城市民会館調査記録WG・
出版社:建築資料研究社
サイズ:A4横
ページ数:64
発行年:2019.12