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あこがれの住まいとカタチ

セール価格 2,420円(税込)

住総研「あこがれの住まいと暮らし」研究会(委員長:後藤治)による、2年間の研究活動の成果を一冊にまとめる。

建築史に現れる「様式」には、その前提として、ある時代の人々が共有した「流行」の存在がある。そしてその「流行」を形成するものは、人々が個々に抱く「あこがれ」という心の機序である。では、「あこがれ」はどのように発生する(した)のか。

それぞれ異なった研究分野を背景に持つ10名の執筆者が、住まいと暮らしの諸相に題材を取り、過去・現在・未来の3つの切り口から、「あこがれ」のカタチを浮き彫りにする。

■目次

・序章 「あこがれ」の住まいと暮らし本書の構成 後藤治

・第一部 歴史のなかの「あこがれ」の住まいと暮らし-その形成と変貌

 第一章 平等へのあこがれと和室の誕生  藤田盟児

 第二章 侘数寄の茶室は「あこがれ」から始まった  桐浴邦夫

 第三章 インド・ムンバイにおけるアールデコ様式住居へのあこがれ  後藤克史

・第二部 現代日本の住まいと暮らし「あこがれ」のカタチ

 第四章 都市の住まいと暮らしから「あこがれ」を考える 山本理奈

 第五章 日本とデンマークの比較でみる「幸福な住まい」のつくりかた 島原万丈

 第六章 外国人から見た「和」の住まい 鈴木あるの

・第三部 これからの住まいと暮らし-あこがれから流行への種と形を探る

 第七章 あこがれの対象としての環境配慮型住宅 小泉雅生

 第八章 住人の住居史・抄 伏見唯

 第九章 高次元に拡張する「くらし」 豊田啓介

・むすびに  後藤治

著者:住総研「あこがれの住まいと暮らし」研究委員会

出版社:建築資料研究社

サイズ:A5

ページ数:232

発行年:2022.12