
老いゆく団地 ある都営住宅の高齢化と建替え
戦後の膨大な住宅需要のなかで、東京北区に残された広大な陸軍の火薬庫跡地に、5000戸を超える「都営桐ヶ丘団地」が誕生した。
それから約60年を経て建替えの時期を迎えたこの団地をフィールドに、当時憧れの団地に入居できた喜び、建替えがもたらす戸惑いやコミュニティのゆらぎ、高齢化と介護、孤独死の問題など、団地住民たちの声を聞き取りながら、巨大団地と住民たちの戦後の歩みと現在をつづったエスノグラフィー。
著者:朴承賢
出版社:森話社
サイズ:四六
ページ数:288
発行年:2019.03