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ル・コルビュジエの身体図像

セール価格 4,180円(税込)

カサブランカで離別したH・ボガートとI・バーグマンがユニテ・ダビタシオンで再会?!

走り回る子ども、台所でおしゃべりする人々。図面に描かれた身体にみるモデュロールの物語

1943年夏のパリ。疎開しようと準備するスタッフに、ル・コルビュジエは謎めいた宿題を与えた。「手をあげた人間の高さ2メートル20、それを1メートル10の正方形を2つ重ねた中に入れる」、すると何かの解答を得られるはずだと。後にMODULOR(モデュロール)と呼ばれる「人間的な尺度」の探究はここから始まった。ル・コルビュジエの身体図形成を5期に分類し、ユニテ・ダビタシオンへと至る過程の画期的考察!

■目次

・併走する建築家:鈴木明 はじめに 山名善之

・序 気散じな身体をめぐって 本論の背景と目的

・Ⅰ 気散じな身体

第1章 くつろぐ身体 アルカション海岸のプロト・モデュロール

第2章 従順な身体 近代建築と機械、そして世界戦争

第3章 発見される身体 一九二九年のサロン・ドートンヌ

・II モデュロールの身体図像

第4章 著書『モデュロール』精読

第5章 モデュロール理論の形成過程で描かれた身体 考察と分析

第6章 観察される身体 ユニテのオープンハウスにて

第7章 ユニテ・ダビタシオンに導入されたモデュロール身体

・III 試される身体

第8章 カップ・マルタンの休暇小屋にて

著者:鈴木明

出版社:武蔵野美術大学出版局

サイズ:A5

ページ数:224

発行年:2024.03