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マテリアル・サスペンス 建築映画

セール価格 3,080円(税込)

「建築映画」というジャンルの出現により、栄華は物語から解き放たれていきいきと語り出し、眠っていた建築性が目を覚ます。

鈴木了二によって「建築映画」と定義される、建築・都市があたかも主役であるかのようにフィルムに現れる映画作品。本書では、ジョン・カサヴェテス、黒沢清、青山真治、ブライアン・デ・パルマ、二人のジャック(ジャック・ターナー、ジャック・ロジエ)、ペドロ・コスタ、の7人の建築映画作家を取り上げる。

ヴァルター・ベンヤミン、ロラン・バルトらの言葉にも導かれながら鈴木了二が発見する、建築と映画のまったく新しい語り方。

■目次

・ジョン・カサヴェテス論 幸せの絶頂で住宅は静かに発光する

・建築映画とはなにか

・青山真治論 マテリアル・サスペンス

・ペドロ・コスタ論

 廃墟の呼吸

 現代のユリシーズ

 対談/牢獄を知り尽くした建築家

・ブライアン・デ・パルマ論

 デ・パルマ=コルビュジエ

・二人のジャック論 ターナーとロジエ

 恋と銃撃のエネルギー

・黒沢清論

 幽霊と開口部

 対談/踊り場目線で東京を掴まえる

・終わったあと

著者:鈴木了二

出版社:LIXIL出版

サイズ:B6変

ページ数:336

発行年:2013.01