伊東豊雄 子ども建築塾
恵比寿にあるスタジオを拠点に、小学校高学年の子どもたちが一年をかけて建築・街を観察し、学び、模型をつくり、住みたい家や街のなかの建築を創造し、提案するという独自の建築教育を行なっている「子ども建築塾」。建築家・伊東豊雄はなぜこのような活動を始めるにいたったのか?「いま僕にとって一番楽しい時間」と伊東が語る子ども建築塾の実践と成果を紹介しながら、創造教育の可能性について考えていく書。
■目次
・子ども建築塾って何?
想像する
見つける
内と外のつながり
縄文の建築家になる
まちで何する?
作る→考える→作る
伝える
・作品紹介
樹上の繭のある歩道 佐口幸太郎
8の字ドッグストリート 近清大地
Pukabana 黒岩七海
色鳥どりのタコ公園 坂本桃佳
おばけスクール 藤井あかり
・伊東豊雄インタビュー 具体的に考え、作る力 聞き手:関康子
それぞれのセンス・オブ・ワンダー
・写真 恵比寿スタジオ 撮影=石川タクヤ
・伊東豊雄×鷲田清一×為末大 よく生きるための想像力を
・論考
建築史家が建築家に出会った時 村松伸
まちの可塑性 太田浩史
つぶやく建築 田口純子
・子ども建築塾の組織と運営 古川きくみ
・座談会 子どもが変える、建築と街
伊東豊雄×村松伸×太田浩史×田口純子×柴田淑子×古川きくみ
・世界の建築教育
Architecture for kids 神谷彬大
Arkki 子どもと青年のための建築学校 田口純子
ペーター・ヒューブナー氏の未来の学校 遠野未来
レッジョ・エミリア市の幼児教育 小森陽子
著者:伊東豊雄
出版社:LIXIL出版
サイズ:四六
ページ数:207
発行年:2015.01
