長谷川豪 カンバセーションズ ヨーロッパ建築家と考える現在と歴史
長谷川豪による海外4カ国の有名建築家6組へのインタヴュー集。ハイ・スピードでスクラップ・アンド・ビルドが繰り返されてきた日本と、石造文化のなかで歴史が蓄積され、新築の建物自体が稀であるヨーロッパ。異なる状況のなかで通底する「建築」とはなにか、いま「建築」をつくる根拠はどこにあるのか?各建築家の作品もカラー写真で紹介。
■目次
・はじめに 長谷川豪
「終わらない」歴史/「ポスト」というイデオロギー
ヨーロッパ建築家との対話/文化、心を耕すこと
・アルヴァロ・シザとの対話
最後のモダニスト?
建築の多重性
新しさの正当性
自然と建築
対話を終えて
建築作品
・ヴァレリオ・オルジャティとの対話
私はなにも信じない
建築は思考を刺激する
アイデア、コンテクスト、スケール
建築的に教え、考える
対話を終えて
建築作品
・ペーター・メルクリとの対話
現代建築にとっての歴史
時代の表現
「建物文化」と総合的な経験
経験を伝えるということ
対話を終えて
建築作品
・アンヌ・ラカトン&ジャン=フィリップ・ヴァッサルとの対話
「より安いことは、より豊かなこと(Cheaper is more)」
大きさとプラグマティズム
人々の生活と建築の軽やかさ
すべての時代とコンテクストを重ね合わせること
対話を終えて
建築作品
・パスカル・フラマーとの対話
旅に出る3つの理由
コントロールすることvsコントロールしないこと
二重性、あるいは並行的存在
開かれたカニバリズム
歴史観の成熟
対話を終えて
建築作品
・ケルステン・ゲールス&ダヴィッド・ファン・セーヴェレンとの対話
エンジニアたちのオフィス
古典の定義とはなにか
コールハースとベルギー
定量化の方法と生きるための空間
オフィスなしのオフィス
対話を終えて
建築作品
著者:長谷川豪
出版社:LIXIL出版
サイズ:B5
ページ数:276
発行年:2015.03
