島田陽 日常の設計の日常 現代建築家コンセプト・シリーズ 22
神戸を拠点にタトアーキテクツが主宰する島田陽。72年生まれの島田がこれまで手掛けてきた数々の住宅は、住む人やその周囲の人の認識を刺激し、新鮮な発見を促すような多義性に満ちている。
本書は、島田の日記につづられたテキストや、海外クライアントからの声援もおりこみながら、ひとつの小さな気づきが別の場所にある小さな気づきと出会い、やがて住居設計のコンセプトになってゆく島田の設計手法にせまる。
■目次
これまでとこれからのあいだで
建ち方を探しながら
OPENNESS
無名の知性と繋がること
<ハミルトンの住居>
境界について
それまでいた場所が異なった風景にみえるということ
世界を消費財としてしまわないために
ここではきものをぬいでください
形式と認識
住宅と住居
自立した形式の自由さ
どこまでも続いていくような
日記
日常の交響楽
家型
温室と地下室
日記
コレオグラフ(振付譜)のように
動的な抽象性
襞深い建築を
日記
円弧
余白として
How to meet yourself
著者:島田陽
出版社:LIXIL出版
サイズ:A5
ページ数:159
発行年:2016.03
