
ユートピアへのシークエンス
近代建築が予感する11の世界モデル
20世紀、世界戦争の時代、建築家たちはどう状況に対峙し、なにを考え、つくったのか。
個人と世界のせめぎあいのなかで生みだされた世界観=近代建築とはどのようなものだったのか。近代建築・デザイン成立のダイナミックなプロセスとそれぞれの作家のありようが生き生きと語られ、11の建築作品が指し示す世界観がいま、鮮やかに現出します。鈴木撮影による、11作品の本質に迫る建築写真もカラーで多数掲載。
■目次
・近代建築取扱い説明書
・ガリシア現代美術センター アルヴァロ・シザ
・セイナッツァロのタウンホール アルヴァ・アールト
・シンドラー・チェイス・ハウス ルドルフ・シンドラー
・ブリオン・ヴェガ墓地 カルロ・スカルパ
・ソーク生物学研究所 ルイス・カーン
・マラパルテ邸 アダルベルト・リベラ/クルツィオ・マラパルテ
・グラスゴー美術学校 チャールズ・レニ・マッキントッシュ
・ラ・トゥーレット修道院 ル・コルビュジエ
・バルセロナ・パヴィリオン ミース・ファン・デル・ローエ
・ベルリン・フィル・ハーモニー・コンサートホール ハンス・シャロウン
・サンテリア幼稚園 ジュゼッペ・テラーニ
・あとがき
著者:鈴木了二
出版社:LIXIL出版
サイズ:四六
ページ数:520
発行年:2017.02