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思考としてのランドスケープ 地上学への誘い

セール価格 2,860円(税込)

地上は愉快でたくましい生存のスキルで満ちている!自然と人、それぞれの仕組みと事情のままならなさを受け入れ両者を橋渡しする「ランドスケープ的思考」という新しい道具。その使い方と楽しみ方をここに伝えよう。山間の農家で遭遇する巧みな工作(ファブリケーション)スキルをもつおじいさん「1 FAB-G」、GPSで記録した「軌跡ログ」を手に地図師となった私「4 地形と移動」、不寛容なベンチから見える都市と公園の関係「5 ベンチの攻撃」。前方後円墳や平城京跡の観察から自宅の庭いじりまで、時間、スケール、事象を絶え間なく往還する「地上学」へ!

■目次

・はじめに

・FAB-G

 100均の工作者

 ハイブリッド石積み

 サル追い装置

 FAB-Gのスキル

・公園の夏

 プレイヤーが見えるゲーム

 ルールのレイヤー

 地上の論理

 講演ん地割り

 ローカルルールとしての例外条項

・風景の写真

・農耕の解像度

 里山古墳

 農耕の解像度

 遺存地割の解像度

・地形と移動

 地形はどこにあるのか

 地表の定義

 見えない地形

 地形を見るツール

 移動すること、地図師になること

・ベンチの攻撃

 震災時帰宅支援マップ

 都市の登山地図

 生存への移動

 街路からの都市

 ベンチと向き合う

・土木への接近

 高速道路の表と裏

 土木構造物の外側と内側

 二つの異なる土木受容

 団地に見る土木

・風景の写真

・終わらない庭仕事

 制度としての植物「造園」

 行為としての植物「園芸」

 都市の自然「雑草」

 「園芸」としての庭

 日曜大工の規範

 「縁側」としての庭

・ランドスケープノ思考

 ランドスケープ・アーキテクチュア

 造園

 ランドスケープ

 思考としてのランドスケープ

著者:石川初

出版社:LIXIL出版

サイズ:四六

ページ数:256

発行年:2018.07