地域社会圏主義 増補改訂版
「地域社会圏」構想とは、1つの住宅に1家族が住むというモデルが現在の硬直した日本の運営システムをつくり、それがいまや大きく破綻していると考える、山本理顕による問題提起。高齢者や一人世帯がさらに増えていくすぐそこの未来、私たちは自身の生活とそれを受け止める器である住宅をどのようにイメージし、また獲得していくことができるのか。
木造密集住宅地の地域社会圏化9ページを加えた決定版!
既存住宅地の「地域社会圏化」とはつまり、「脱専用住宅化」である-山本理顕
■目次
・はじめに 「地域社会圏」に住みたい 山本理顕
・第1章 地域社会圏リアル
どのように住むか/どのように運営するか
[Case study] 郊外高密モデル/都心超高密モデル
[EX]地域社会圏をめぐる議論 仲俊治
地域社会圏経済
経済学から見た地域社会圏 松行輝昌
「地域社会圏化」=「脱専用住宅化」
[Case study] 木造密集住宅地の地域社会圏化
[EX] 計画者の視点から防災を考える 村上處直
・第2章 地域社会圏リフレクション
[対談] 住まいがつくる、その場所固有の経済活動 金子勝×山本理顕
[対談] 住まいは社会を大きく変える 平山洋介×山本理顕
[対談] おひとりさまたちの共住 上野千鶴子×山本理顕
[座談会]住空間・生活像・運営システムの設計
山本理顕×仲俊治×末光弘和×松行輝昌×Y-GSA地域社会圏コア・メンバー
・あとがき 一緒に考えたい 山本理顕
著者:山本理顕、上野千鶴子、金子勝、平山洋介、仲俊治+末光弘和+Y-GSA、松行輝昌
出版社:LIXIL出版
サイズ:240×180
ページ数:159
発行年:2013.08
