ブルーノ・タウトの工芸 ニッポンに遺したデザイン
ドイツ人建築家ブルーノ・タウトデザインの工芸品を、益永研司氏の撮りおろしの図版でたっぷりと紹介。タウトの建築になぞらえて、鮮やかな色彩空間で捉えた工芸品の数々は、これまでとは違う新たな表情を醸し出す。また、日本で唯一の弟子とも呼ばれた故水原徳言氏が記した文章を、当時の記録写真や解説を交え掲載、タウトの日本滞在時の素顔や実情を細かく伝える。また、タウトの日記や記録などもひも解きながら、尊重していた日本文化とは何かも探る。さらに論考では、彼のベースとなる建築作品と貫かれた思想を紹介し、そこから見える工芸の世界観を詳らかにする。
当時の日本の工芸やデザインに一石を投じたタウトの視点に迫る一冊。
著者:
出版社:LIXIL出版
サイズ:205×210
ページ数:78
発行年:2013.12
