
吉田謙吉と12坪の家 劇的空間の秘密
恩師の今和次郎に「愉快な家」と言わしめた家。さて、その独創的な空間づくりの詳細はいかに。本書では、人を喜ばせることが好きで、自身も人生を楽しく謳歌することを望んだ吉田謙吉の生き方を、12坪の家を基軸に、数多くの記録と言葉から探っていく。
■目次
・第1幕 劇的空間『12坪の家』
各部屋案内、ホール兼居間、ステージ兼アトリエ、台所
浴室・便所、家事室兼寝室、書斎、2階、庭
・第2幕 自由であたらしいまなざし
バラック装飾社、考現学
小さな家 「12坪の家」と「バラック」と「51C」(布野修司)
・第3幕 人をたのしませる空間づくり
舞台美術 築地小劇場、築地小劇場での舞台美術
築地小劇場分裂後の舞台美術、店舗設計
築地小劇場と12坪の家を結ぶ『コミュニティー性』(平田オリザ)
・エピローグ 住まいをたのしむ、暮しの工夫
吉田謙吉 略年譜
「舞台のある12坪の家」の38年間(塩澤珠江)
著者:
出版社:LIXIL出版
サイズ:A4変
ページ数:80
発行年:2018.12