
ウォークス 歩くことの精神史
歩くことはいつだって決然とした勇気の表明であり、不安な心をなぐさめる癒しだった-。広大な人類史のあらゆるジャンルをフィールドに、〈歩くこと〉が思考と文化に深く結びつき、創造力の源泉であることを解き明かす。
■目次
・第1部 思索の足取り The Pace of the Thoughts
第一章 岬をたどりながら
第二章 時速三マイルの精神
第三章 楽園を歩き出て-二足歩行の論者たち
第四章 恩寵への上り坂-巡礼について
第五章 迷宮とキャデラック-象徴への旅
・第2部 庭園から原野へ From the Garden to the Wild
第六章 庭園を歩み出て
第七章 ウィリアム・ワーズワースの脚
第八章 普段着の一〇〇〇マイル-歩行の文学について
第九章 未踏の山とめぐりゆく峰
第十章 ウォーキング・クラブと大地をめぐる闘争
・第3部 街角の人生 Lives of the Streets
第十一章 都市-孤独な散歩者たち
第十二章 パリ-舗道の植物採集家たち
第十三章 市民たちの街角-さわぎ、行進、革命
第十四章 夜歩く-女、性、公共空間
・第4部 道の果てる先に Past the End of the Road
第十五章 シーシュポスの有酸素運動-精神の郊外化について
第十六章 歩行の造形
第十七章 ラスベガス-巡りあう道
著者:レベッカ・ソルニット、東辻賢治郎
出版社:左右社
サイズ:四六
ページ数:517
発行年:2017.06