
住まいが都市をつくる モダニズム建築のアナザー・ストーリー
20世紀初頭、ヨーロッパ。オットー・ワーグナーやヨゼフ・ホフマンの薫陶を受けた新しい世代の建築家たちが、都市に住まう新しいあり方を各国で模索していた。オルブリッヒ、マレ=ステヴァンス、そして若き日のル・コルビュジエ。
やがてサヴォワ邸に結実するモダニズムの胎動を丁寧に紐解き、槇文彦の代官山ヒルサイドテラスを今日まで続くアーバン・ヴィラ探求の歴史に位置付けなおす。モダニズム建築史の知られざる底流を明らかにする類書のない1冊。
■目次
はじめに
第1章 シャルル=エドゥアール・ジャンヌレの遺した二つのヴィラと二枚のスケッチ
第2章 ルードヴィヒ大公と建築家オルブリッヒの遺したアーティスト・イン・レジデンス
第3章 ル・コルビュジエの遺したヴィラ・サヴォワ
第4章 パリのクルデサック・マレ=ステヴァンス通り
第5章 新たなアーバン・ヴィラを求めて代官山ヒルサイドテラス
著者:小沢明
出版社:左右社
サイズ:四六
ページ数:266
発行年:2019.09