
遊環構造デザイン 円い空間が未来をひらく
こどもたちが思わず走り出し、大人が気持ちよく過ごせる空間はこうしてつくられる
わたしたちの未来を担うこどもたち。
彼らが生き生きと成長し、困難を乗り越えられる人になるために、建築にはできることがある。
年齢差をこえてこどもたちがあそびまわる港北幼稚園。カープファン急増のきっかけとなった新広島市民球場。四半世紀にわたって20万人以上の来場者を集め続ける富山県こどもみらい館。新幹線駅や美術館開設につながった地域再開発のはじまりとなった富岩運河環水公園。幼稚園や学校、博物館や科学館、スタジアム、そして町にまで応用され成果をあげている「遊環構造デザイン」の理論と実践をさまざまな事例とともに語る、環境デザインの第一人者による決定版。
■目次
はじめに
第一章 環境デザインの方法
第二章 遊環構造という考え方
第三章 こどものあそび環境
第四章 あそびやすい空間
第五章 あそびやすい町
第六章 建築・庭園の廊空間
第七章 都市の廊空間
第八章 回遊性とイベント性
第九章 満足度と集客性
第十章 距離と景観
第十一章 生きるための安全安心基地
第十二章 創造都市のための遊環構造
おわりに
著者:仙田満
出版社:左右社
サイズ:B6
ページ数:360
発行年:2020.12