ホーム 評伝フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕

評伝フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕

セール価格 6,930円(税込)

MoMAの初代キュレーターに就任、世界的な潮流となった建築展を仕掛けた男。アメリカのヒトラーにならんとした男。現代美術と建築の世界で知性とカネの力をふるった男。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞をはじめて受賞した男。ミースへの憧れとコンプレックスに引き裂かれていた男。ドナルド・トランプと協働しアメリカの都市風景を変えた男・・。

いまだ見学者の途絶えないモダニズム建築のアイコン 「ガラスの家」の設計者であるフィリップ・ジョンソン。数えきれない称賛の一方で、非難も多い。いわく、建築をデザインの遊びに貶めた、権力に心酔するファシスト、気まぐれな金持ち仲間のお遊び。アメリカで最も憎まれ、最も愛された男の規格外で行方しらずの情熱。

「ポストモダン建築の立役者、フィリップ・ジョンソンとは何者なのか?」 今日の建築の姿を決定づけた知られざる黒幕の生涯を描き出す、傑作評伝。

■目次

・日本語版への序文

・プロローグ

・第一章  先生のお気に入り

・第二章  回心

・第三章  スタイルの男

・第四章  ショー・タイム

・第五章  マエストロ

・第六章  砂金の二人組

・第七章  アメリカの総統

・第八章  オヤジ

・第九章  二度目の再出発

・第十章  信仰と背信

・第十一章 杖

・第十二章 テラスでカクテルを

・第十三章 第三の都市

・第十四章 タワーとパワー

・第十五章 サークルの長

・第十六章 すべては崩れゆき

・第十七章 空想の抗えぬ魅力

・エピローグ/謝辞/訳者解説

・人名索引/註

著者:マーク・ラムスター、横手義洋、松井健太

出版社:左右社

サイズ:A5

ページ数:608

発行年:2020.11