
庭師と旅人
この地球全体をひとつの庭とみなす―庭を出発点に、人間と自然の根本的な関係を問いなおすフランスの庭師ジル・クレマン。地球を庭に、そして人類を庭師とみなすことで、クレマンは激変する現在の地球環境をめぐって新たな思想を紡いでいく。2015年初春、初めて日本人に直接語りかけた言葉を全文収録。
■目次
・プロローグ 庭師の仕事 ジル・クレマン
1. 動いている庭 庭のかたちが生まれるとき
ヴァルワール修道院と進化の庭、レユニオン島
サン=ドニの地域文化振興局の庭ほか
Column1 動いている「動いている庭」- 書く人としてのジル・クレマン
2. 地球という庭
ラ・ヴィレット公園での「地球という庭」の展示
レイヨルの園、ケ・ブランリー美術館の庭(カメの庭)ほか
Column2 映画<動いている庭>にまつわる話
3. 第三風景 都市のビオロジー
アンリ・マティス公園、地衣類の展望台
ジュール・リエフェル農業高校の庭ほか
Column3 その言葉の先へと、庭を押しやるために
・エピローグ きらりと光るもの ジル・クレマン
著者:ジル・クレマン、秋山研吉、エマニュエル・マレス
出版社:あいり出版
サイズ:B5変
ページ数:130
発行年:2021.03