「過去との対話」をデザインする 三澤文子の住宅改修の仕事
現在、木造住宅の設計で第一人者と目される三澤文子は、これまでに「木スクール」「住宅医協会」などの先進的な活動を通して、住宅改修の仕事に力を注いできた。
三澤はこの仕事の本質を、過去と対話し、過去の記憶を現在につなぐこと、と見据えている。
そして、1,住宅の寿命を延ばすこと 2,予算的にリーズナブルであること 3,耐震補強をすること 4,温熱環境を向上させること 5,家事負担を軽減するプランに直すこと 6,記憶に残る家にすること、を要諦として、これまでに100棟もの実績を残してきた。
本書は、三澤の仕事を集大成し、代表的な実例に解説と論考を加え、住宅改修の実際を包括的に紹介するものである。
著者:三澤文子
出版社:建築資料研究社
サイズ:B5
ページ数:156
発行年:2025.11
