ホールの響きと音楽演奏
音響科学に基づいてなされる音楽演奏の方法論と、音響技術者・ホールの設計、運営・管理者のための専門書。1972年にドイツで出版され、40年間読み継がれている本、待望の翻訳化。
■目次
・序 音響とこれからの音楽ホール 三枝成彰
・第1章 新旧演奏空間の音響特性
コンサートホール、オペラハウス
室内楽ホール
・第2章 オーケストラの楽器配置
一般的な楽器配置、ホールの音響効果
・第3章 楽器編成と奏法に関する音響学的考察
アンサンブルの規模、ダイナミクス
演奏方法、テンポと空間の音響条件
・第4章 オペラハウスの音響的課題
オーケストラの音量、オーケストラピット内の楽器配置
声楽ソリストとオーケストラのバランス
舞台上の合唱と器楽奏者の配置
・第5章 音響学序論
物理的な基本原理、聴覚システムの性質
・第6章 楽音の構造
モデルの導入、周波数と音圧レベルの構造、時間構造
・第7章 楽器の音色的特徴
金管楽器、木管楽器、弦楽器、ピアノ、チェンバロ
ハープ、打楽器、歌声
・第8章 楽器の指向性
指向性を伴う音響放射の基礎、金管楽器
木管楽器、弦楽器、グランドピアノ、ハープ
打楽器、歌声
・第9章 室内音響学の基礎
反射と回折、吸音、残響、音場の時間構造
付 表 統計指向係数の角度ごとの値
著者:ユルゲン・メイヤー、日高孝之
出版社:市ヶ谷出版
サイズ:B5
ページ数:329
発行年:2015.05
