伊東豊雄読本 -2010
常にみずみずしく新しい創造への強き想いに、リアルに建ち現れる伊東建築。ロジックと感性に導かれる現代的で流麗な空間は、様々なイメージを纏い、世代を超えた共感が世界を駆け巡る。本書では伊東への多くの収録インタヴューにより、近年の作品についてや、建築の現況への考えが解き明かされる。
■パーソナル・プロフィール
多趣味な父親/民主主義教育の第1期生/神童伝説
原体験としての建築家/意匠か?それとも構造か?
菊竹事務所の狂気/万博前夜/草創期の伊東事務所
日本的なるモノ/白い空間とドミノ/レムとの付き合い
ハイブリッド社会の可能性
台中メトロポリタン オペラハウス 2005~
・「台中メトロポリタン オペラハウス」のこと
ゲント市文化フォーラム コンペティション応募案 2004
座・高円寺 2005~2008
・座・高円寺のこと
バルセロナ見本市 グランビア会場拡張計画
トーレス・ポルタ・フィラ 2003~10
・ヨーロッパにおける仕事のこと
カリフォルニア大学バークレー美術館/
パシフィック・フィルム・アーカイブ 2006~2010
今治市 伊東豊雄建築ミュージアム(仮称)2006
・「今治市 伊東豊雄建築ミュージアム(仮称)」のこと
オスロ市ダイクマン中央図書館 コンペティション応募案2008~2009
・ITO的合理性
2009高雄ワールドゲームズ メインスタジアム 2006~2009
・「2009高雄ワールドゲームズ メインスタジアム」のこと
台湾大学社会科学部棟 2006~
・「台湾大学社会科学部棟」のこと
台北POPミュージックセンター コンペティション応募案 2010
・「台北POPミュージックセンター」のこと
・ギャルソン対アルマーニ
ベルビュー・レジデンシズ 2006~
VivoCity 2003~2006
・フリーハンドとロジック
松山煙草工場跡地文化園区BOT計画 2008~
・「松山煙草工場跡地文化園区BOT計画」のこと
・建築はどこにあるの?展のこと
うちのうちのうち 2010
三栖右嗣記念館(仮称)2009~
・「三栖右嗣記念館(仮称」のこと
岩田健 母と子のミュージアム(仮称) 2009~
・「岩田健 母と子のミュージアム(仮称)」のこと
ゲント市図書館及びニューメディアセンター 2010
・「ゲント市図書館及びニューメディアセンター」のこと
■エピローグ
「機能」という概念の弊害/アンチ・ミースのスタンス
社会に対する刺激/「批評性」に対する意識
「日本の建築家」に対する今後の評価/「公共性」の衰え
仮想敵に対する暴力
・作品リスト
著者:伊東豊雄
出版社:ADA
サイズ:A5
ページ数:326
発行年:2010.06
