
安藤忠雄 住宅
安藤忠雄が、自らの原点「住宅」をひもとく、感性と思考の軌跡を素直に語る。現在の思いや初めて聞く原体験を語ったインタヴュー。
※最新の完全住宅作品リストを収録した、2011年発行同タイトルの増補普及版。
■目次
・生きている住宅-50年つくりつづけて思うこと
・序論 住宅という主題 安藤忠雄
・一章 いかに育ち、いかに学んだか
夢と現実の間/なぜ住宅の設計を続けるか?/日本の風土
建築家の素性/建築をどのように学んでいったか/本から学ぶ
二人の「師匠」/西澤さんの教え/新しい風を感じる
大阪に育ててもらった
大きいスケールと小さいスケール、それぞれの新しい動き
・二章 住まいという小宇宙から考える
生き生きとした戦後小住宅/「都市ゲリラ」の誕生
もう一つの「住吉」/「住吉の長屋」の中庭の意味
コンクリートとの出会い/開口がない壁/原点からの展開
自然に対する幾何学の対比-小篠邸
「単純」で「複雑」を突き詰める-城戸崎邸
自然環境がつくる生活風景
幾何学がつくる複雑さとズレ-六甲の集合住宅
・三章 住宅の豊かさを追い続ける
現代都市の中に茶室をつくる-大淀の茶室
階段の大切さ/住宅にとって「昏(くら)さ」とは
空間の比率/ひとつの敷地で考え続けること
4m×4mの家のこと/海外での仕事-マンハッタンのペントハウス
拡大するスケール、自立する幾何学
極小に挑み続ける・住宅の無限の可能性
・二川幸夫との対談
・身の回りから考える住宅の豊かさ
・クライアントからの手紙
松村邸、住吉の長屋、松谷邸、小篠邸、TSビル
城戸崎邸、4m×4mの家、高槻の住宅、滋賀の住宅
靱公園の住宅、逸見邸、佐渡邸、見えない家
スリランカの住宅、モンテレイの住宅、マリブの住宅III
北ヨーロッパの住宅
・完全住宅作品リスト
著者:安藤忠雄
出版社:ADA
サイズ:A5
ページ数:285
発行年:2017.09