
10+1 No.16 ディテールの思考 テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義
本特集は、記号論、ポストモダニズム、あるいはディコンストラクションなど80年代のさまざまな建築思潮をへて「リアルなものへの回帰」のすすむ90年代の建築をきわめて建築的な細部へのまなざしから、建築の一般的な議論に展開しうる思考の回路を見いだすことを目指した。反近代としての装飾主義はいかなる位置を占めうるのか。後期資本主義におけるディテールはどうなっているのか。建築界におけるコンピューターの侵入によって、ディテールはいかなる変容をこうむるか。こうした部分へのまなざしを総称して、「ディテールの思考」と名付けた。
著者:伊東豊雄、槻橋修、上原雄史、塚本由晴、後藤武、米田明、佐藤考一、ケネス・フランプトン
出版社:LIXIL出版
サイズ:228×178
ページ数:248
発行年:1999.03