終わりの建築/始まりの建築 ポスト・ラディカリズムの建築と言説
この本は建築批評家五十嵐太郎が、1998年から3年間12回にわたって季刊「10+1」に連載した現代建築論をまとめたものである。1960年代末のラディカルな建築シーンと、現在の、匿名的で柔らかい主体を構想する静かな建築シーンを両極に見据えて、その間に、建築におけるポストモダン、デコンストラクション、ビッグネス、批判的地域主義、スーパーフラット、あるいはバブルな都市空間とその建築の帰趨を検証した論考を配して構成されている。それらは、みな「建築の解体」以後なお、「建築はいかにして可能か」を問わざるをえない著者達の世代にとって切実なテーマであると同時に、この30年の間の建築の変容を見事に分析している。
著者:五十嵐太郎
出版社:LIXIL出版
サイズ:B6変
ページ数:426
発行年:2001.01
