建築と植物
古くから、建築は石や土、木材などの自然素材と密接な関係にあった。また現在では、コンピューターを用いた建築デザインの領域に、植物的なフォルムの導入が試みられるケースも多く、「植物と建築」への関心は高まっている。本書は、最近のこうした植物と建築の相互の影響関係を、歴史的、文化史的にたどり直して考察するとともに、植物に多く触発された建築プロジェクトやアートとの関連も追求し、新しい建築的な視点や方法を探り出す。
■目次
・エクストリーム・ネイチャー 五十嵐太郎
・文化としての植物 庭園・温室・盆栽 大場秀章
・ヴェネチア・ビエンナーレ・ドキュメント われわれはいかにしてコンペに勝利したのか 五十嵐太郎
・ヴェネチア・ビエンナーレ スモール・パヴィリオン 「ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと」 石上純也
・温室建築の歴史 五十嵐太郎+東北大学五十嵐研究室
・センシング・インヴィジブル 植物と建築、アートの新たな展開 四方幸子
・樹木・建築・植物 藤森照信インタヴュー 聞き手 山本想太郎
・植生の建築史 ヴィクトル・オルタの方へ 高山宏
・樹幹と円柱という永遠のアナロジー 土居義岳
・プロスペローの苑 初期近代の幾何学庭園における世界表象 桑木野幸司
・ツリー建築のための哲学? 滝本雅志
・花柄を探す旅 植物とデザイン 藤崎圭一郎
・計算素子としての植物 田中浩也
・建築における植物というモデル 平田晃久
著者:五十嵐太郎
出版社:LIXIL出版
サイズ:A5
ページ数:251
発行年:2008.10
