藤森照信 21世紀建築魂 建築のちから 1
INAX出版の新シリーズ「建築のちから」では、伊東豊雄、山本理顕、藤森照信の3人が、建築が直面している問題をとらえ、建築の読み解き方と可能性を探る。
シリーズ第一弾は、藤森照信が注目する6組の若手建築家たちと対話を重ねる。建築家たちは今どこにつくる動機を置いているのか。モダニズム建築の「透明で白い箱」からどう逸脱していけるのか。そして、対話のすえに藤森がとらえた21世紀建築のはじまりの予兆とは。
藤森流の縦横無尽の語りは、歴史の連なりを重ね合せ、20世紀のモダニズム文化を捉えつつ、建築を中心にすえながらも軽がると境界を横断する現代文化論となっていく。巻末に伊東豊雄、山本理顕との鼎談も収録。若手建築家の6作品を写真家・藤塚光政による撮下し写真で掲載。
■目次
[論考]この先には何があるのか 藤森照信
[写真]藤塚光政
・スウェー・ハウス
・菅野美術館
・光の矩形
・蟻鱒鳶ル
・Base Valley
・屋根の家
[建築資料]data of works
[対談]
・都市のカケラを集めて、建築を作る アトリエ・ワン
・身体/情報/建築 阿部仁史
・原野の開拓スピリッツ 五十嵐淳
・一人でコンクリート製バベルの塔をつくる 岡啓輔
・建築は地球の一部である 三分一博志
・建築でライフスタイルをつくる 手塚建築研究所
[鼎談]21世紀建築がはじまる 伊東豊雄×山本理顕×藤森照信
著者:藤森照信
出版社:LIXIL出版
サイズ:A5
ページ数:227
発行年:2009.07
