地域社会圏モデル 国家と個人のあいだを構想せよ 建築のちから 3
「地域社会圏」とは、一つの住宅に一つの家族が住むというモデルが現在の硬直した日本の運営システムをつくり、それが今や大きく破綻していると考える山本理顕による問題提議。家族の枠を超えた400人のための住まい方を提案し、公と私を媒介する中間集団のあり方イコール、アラタな公共的空間とは何かを考える試みである。その山本の問題提起に応え、30代の若手建築家、中村、藤村、長谷川が、日本の農村、郊外、都心という3つの具体的なサイトで「地域社会圏モデル」を計画。プレゼンテーションをカラー頁で展開する。また農村、郊外、都心の現在をめぐって、経済学者の金子勝、哲学者・批評家の東浩紀、建築家の原広司との鼎談も収録。
「20世紀初頭に提案された空間の力によって社会を動かすようなモデルを、私たちはいま、また提出する必要がある。」山本理顕
■目次
・マニフェスト 地域社会圏 山本理顕
・プレゼンテーション・都心
「400人の大きな屋根」 長谷川豪
論考 東京の空をつくる 長谷川豪
Q&A プラズマゴミ処理の未来について、渡辺隆行先生に聞く
ノート どうしようもなく表れてくる空間のポエジーについて 長谷川豪
・プレゼンテーション・郊外
「ローマ2.0モデル」 藤村龍至
論考 「都市2.0」モデルに向けて 郊外型地域社会圏の可能性 藤村龍至
ノート HDD/RAM型の空間構成について
・プレゼンテーション・農村
「Nesting in forest」 中村拓志
論考 巣の中で孵化するのは未来。中村拓志
Q&A 木造高層建築の未来について、腰原幹雄先生に聞く
ノート 新しい農村建築を探して NAP建築設計事務所(千種成顕)
・鼎談・都心
ラディカルに、都市を設計する 原広司×長谷川豪×山本理顕
・鼎談・郊外
変わるものと変わらないもの 東浩紀×藤村龍至×山本理顕
・鼎談・農村
六次産業化する農村イメージを建築化せよ 金子勝×中村拓志×山本理顕
・講評会
伊東豊雄+山本理顕+藤森照信+中村拓志+藤村龍至+長谷川豪
・ブログ 地域社会圏とは何か Y-GSA山本理顕スタジオ
・データ SML Y-GSA山本理顕スタジオ
・あとがき 誰のためにつくるのか 山本理顕
著者:山本理顕、中村拓志、藤村龍至、長谷川豪、原広司、金子勝、東浩紀、Y-GSA
出版社:LIXIL出版
サイズ:A5
ページ数:200
発行年:2010.03
