建築からみた まち いえ たてもの のシナリオ
独特の視点で都市を読み解き、まちを縦横無尽に駆け抜ける貝島桃代初の単著。
1999年から「10+1」に連載された「トーキョー・建築・ライナーノーツ」他、さまざまな媒体で書きためた約30本の論考を収録。「都市」「アート」「家」というキーワードを手がかりに「建築を通して考える」ことの可能性を浮かび上がらせる。
アトリエ・ワンとしても活躍する彼女の、建築家としての勘と鋭い眼差しが光る一冊。
■目次
序・建築からみる
I.まち
東京の川で泳ごう!/空間のリサイクル
アーバン・スポーツ
トーキョー・リサイクル・オリンピック計画
東京大人公園計画/オールド・ニュータウン
現代美術館は都市を変えられるか?
ポスト「風景」・・ホンマタカシ「ハイパー・バラッド」
建築から考える公共空間のデザイン
dead or alive・・水戸空間診断
アフリカン・リビングルームの可能性/風景の共有
振る舞いからパフォーマンスへ
II.いえ
まざったまち・・代官山同潤会アパート
小さいことと薄いこと
有機的な箱・・宮本隆司「CARDBOARD HOUSES」
ミツモン荘・・森と別荘のあいだに
町家というアプリケーション
なんでもない家・・アメリカの家
ダン・グラハムとシドニーの郊外住宅地を歩き、ヴェンチューリを考える
都市型木造住宅の未来・・クイーンズランダーから学ぶこと
戸建住宅都市という仮説の検証
III.たてもの
屋上の過激な使い方/ペット・アーキテクチャー
インテリアから/トーキョー・建築・ツアー
ある日のせんだいメディアテーク
公園というパブリックスペース
建築を読み、考えること・・メルクリの建築から
激動の中国から学ぶこと
筑波大学キャンパス・リニューアル・・
大学を拓くアート・デザイン・プロデュース演習
幸せな建築の枠組み
あとがきにかえて・・シナリオ・シティズ1991
著者:貝島桃代
出版社:LIXIL出版
サイズ:150×110
ページ数:317
発行年:2010.04
