幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷
幕末に生きた多彩な顔を持つ稀代な才人、松浦武四郎。
本書では、日本の国防を憂い6度も一人で蝦夷へ向かった集大成・蝦夷山川地理取調地図を導入に、旅の記録を描きとめた直筆の野帳や覚書から、特に暮らしや道具、動植物など民俗学的視点で描かれたページを多数紹介します。
また旅の集大成である書斎「一畳敷」のディテールを細かく考察します。
激動の時代に生きながら、真摯な中にもユーモア溢れるまなざしに迫る初のビジュアル本。
■目次
・松浦武四郎の蝦夷地図 高木崇世芝(古地図研究家)
・記録
野帳
絵双六
刊行本
北海道人樹下午睡図
奇想の仏画北海道人樹下午睡図 安村敏信(板橋区立美術館館長)
ほか
・交流
渋団扇帖
篆刻
松浦武四郎は山中共古の名付け親 坪内祐三(評論家)
ほか
・幕末の探検家 松浦武四郎の一畳敷
・インタビューヘンリー・スミス(コロンビア大学教授)
・解説 山本命(松浦武四郎記念館)
著者:
出版社:LIXIL出版
サイズ:205×210
ページ数:78
発行年:2010.06
