法令と行政による建設業の取締と統制
戦前の我が国において建設業は行政上一種の「雑業」として扱われており、その所管組織は担当官の異動とともに移り変わったとも言う。本書は戦前から昭和24年の建設業法制定までの期間を対象に、建設業を管理し取り締まった法令や所管行政官庁の変遷や、地位改善をもとめる業界団体の運動や行政への対応過程を、議会議事録・各種規則集や行政関係者の個人文書などの膨大な文献資料を渉猟し解明するものである。
著者:片野博
出版社:九州大学出版会
サイズ:A5
ページ数:450
発行年:2009.02
