光の教会 安藤忠雄の現場
いったい建築はどのようにしてできていくのか。建築が誕生していく過程で必ず生まれるドラマ。名作「光の教会」を舞台に、微妙に絡みながら紡がれた糸を解きほぐしつつ、設計・施工・設計監理に含まれる豊かな内容と、それらの間に横たわる無数の問題、それを乗り越える情熱、そして感動をつぶさに描き出す。「光の教会」は極端に低い建設費、地盤の弱さ、樹木を残しての工事、安藤忠雄の建築特有の精度を求めるコンクリート打放し工事等々、厳しい条件を乗り越えようとする人たちの情熱に支えられて完成した。一つの建築が誕生する瞬間を書き記したノンフィクション。
著者:平松剛
出版社:建築資料研究社
サイズ:188×130
ページ数:400
発行年:2000.12
