石組作法 ガーデン・テクニカルシリーズ5
素材自体の美しさを愛でる日本独自の文化の一環として、永い歴史を誇る日本庭園が存在する。その構成要素の中で抜きにしては語れないのが石組。本書は石組の精神性に重点を置いた作法書だ。
■目次
・国内点描 石-その造形美を探る-
・大胆かつ繊細に
田中松男作品 浄正院/林昌宏作品 伊坪邸・松沢邸・斎藤邸/和田作治郎作品 鈴木邸
・心を包み込む清冽な空気
原忠司作品 木下邸
・凛とした姿が空気に伝わる
小泉八尋作品 土本邸/久保篤三作品 今江邸・大槻邸/森内正樹作品 小田邸
・石に求める心地好さ
福田義勝作品 高橋邸・山本邸
・志よ天まで届け
岩本敏男作品 養東院/
・石と意志の絡み合い
野津博作品 自邸
・造形から造景へ
森和義作品 橋本邸/緒方繁二郎作品 日向景修園・八谷邸/徳永新助作品 久保田邸/中野和文作品 南邸・西村邸
・神々の造形
湧き上がる大地の力-山梨県塩山市の石森山/森の中の露頭岩-山梨県甲府市の八幡神社/人の力を超えた鬼の仕業?-岡山市郊外の鬼ノ城/阿蘇の石群-熊本県阿蘇郡南小国町の押戸ノ石石群/マグマが生んだ造形-宮崎県えびの高原 韓国岳山麓
・石組基本講座 地球の歴史を刻む岩石
岩石の種類と特徴/石の表情とは/孤高の庭匠 大原孝治さんの石組/鮮烈な石組 孝雪庵の庭/終の棲家 栖雲寺庭園/大原孝治さんに聞く栖雲寺の石組発 見聞き手=豊蔵均
・先人が残した 石組語録
・全国の作庭者が綴る-現代の石組観
・石組ミニ用語事典
・あとがき
著者:龍居庭園研究所
出版社:建築資料研究社
サイズ:四六
ページ数:142
発行年:2004.11
