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普通のデザイン 日常に宿る美のかたち

セール価格 1,980円(税込)

靴を脱ぐ、坐るという伝統文化を踏まえ、和のインテリアを探究する著者が、森に覆われた風土が培った日本の空間感覚や美意識を再発見し、身体感覚や生活文化にふさわしい「普通のデザイン」とは何かをたどる。

■目次

・第1章 森林に覆われた風土 日本のデザイン・コンセプト

日本の現代デザインの固有性/靴を脱ぐ文化と坐る文化/仏教的世界観と日本固有の風土/日本人の死生観/マレビトとしてのカミ/外来文化との共生/日本における空間の特性

・第2章 方法の記憶 変化・微細・いま

日本固有の方法/茶の湯とは何か/「殿中茶の湯」から「わび茶」へ/茶室という建築/市中の山居/囲み/微細なものに目を向ける感覚/「変化の相」としての空間/文化の根源へ

・第3章 弱さのデザイン ウィーク・モダニティ

弱さの背景/弱さの多様性/「弱さ」という感覚世界/弱さをめぐる考察/「弱さ」という感覚世界を生みだす状況や状態/「弱さ」という感覚世界のデザイン・ボキャブラリー

・第4章 普通のデザイン 時間・空間・記憶・自然

普通とは何か/近代がつくり出した文化/日常性・身体性の回復

著者:内田繁

出版社:工作舎

サイズ:215×135

ページ数:138

発行年:2007.07