廃棄の文化誌 ゴミと資源のあいだ 新装版
1994年に出版され、長らく品切れていた書の新装版。増えつづけるゴミの山、核廃棄物、ヴァンダリズム(破壊行為)、老化、死・・・。廃棄や衰退にはマイナスイメージがつきまとう。だがゴミもリサイクルすれば資源に変わりアンティークやゴミアートとなれば新たな価値を生む。自然の循環、生命活動の循環に思いを馳せれば廃棄が不可欠なプロセスであることも見えてくる。日常から社会問題まで廃棄の本質に迫る、都市計画の巨匠、ケヴィン・リンチの遺稿。
■目次
・編者による序
・プロローグ
・第1章 病的で不浄な思考
・第2章 モノの廃棄
・第3章 場所の廃棄
・第4章 廃棄を眺める
・第5章 それでは廃棄とは何か
・第6章 上手に廃棄する
・補遺A 廃棄物について話す
21人へのインタビュー
・補遺B 編集の手法
ケヴィン・リンチの最終原稿の足跡
・編者による注
著者:ケヴィン・リンチ、有岡孝、駒川義隆
出版社:工作舎
サイズ:A5
ページ数:317
発行年:2008.02
