
21世紀型住宅の常識 バリアフリーの建築マニュアル
副題が示すように、これから高齢者・障害者の家屋の建築・改造を手がける建築関係者に特に読んでいただきたい本です。著者が提唱した高齢者・障害者にとって使いやすく、介助しやすいトイレは行政も注目し、札幌市では広く普及しています。
息子が事故で障害を持ったとき、「建築士の威信にかけて、不自由な思いはさせまい!」という決意をしたといいます。人の生活を巨細に観察して、「バリア」とは、いつ、どのような状況で、実体をもち、行動の障壁となるのかを分析し、柔軟な住宅観に結実させました。
著者:米木英雄
出版社:雲母書房
サイズ:240×180
ページ数:299
発行年:2001.01