ひりつく色
日本を代表する左官職人が吐露する、思考の痕跡。体験に裏打ちされた『生きた言葉』が描く色の物語。
■目次
色について、春と修羅-青色
東京-オレンジ色、師動カズ-透明
失われた国土-ひまわり色、日本への怒り-緑色
鏡のあいだ-闇色、ある左官の死-黒色
流れ者の桃-セピア色、放射冷却の朝-銀色
江戸屋萬蔵・伝説-桃色、江戸屋萬蔵・十四年の空白
陽炎の手-砂色、江戸屋萬蔵・浪漫-ハガネ色
六と小六-筋金色、日の丸弁当の唄-紅色
日の丸弁当・銭湯の唄-レモン色
日の丸弁当・ワンカップ酒の唄-夕暮れ色
左官メタモルフォシス-黄色、夢の館-琥珀色
冬到来の雪-白色、冬と春の隙間に-真空色
生きる街-NY色、ネイチャー-世界の色
歓待の風景-地の色
著者:挾土秀平
出版社:清水弘文堂書房
サイズ:四六
ページ数:291
発行年:2015.05
