ライネフェルデの奇跡 まちと団地はいかによみがえったか
旧東独のライネフェルデ市は、国連ハビタット賞も受賞するほどの団地再生事業で知られている。東西統合後すでに20年になるドイツにおいて、いまだに人口減・空き家に悩むまちづくり関係者にとっての「聖地」だと言われている。
そこには「サステナブル社会のまちづくり」の様々な方策が実施された。
本書はこの一大社会実験の総合レポートであり、現在の先進諸国で進行する都市の衰退への対処策に溢れている。
■目次
・はじめに 本書の構成、訳者解説
・フォトエッセイ
・村から産業都市へ 「まち」の生い立ちから・・・
・フォトエッセイ
・「まちの再生」という大冒険
・フォトエッセイ
・ラインハルト市長は語る これが私の人生
・シュトレープ氏は語る 「東ドイツの影」も残るよう計画した
・シュミット氏は語る 旗艦は州を支えた
・住民の声 けっして楽じゃなかった
・フォトエッセイ
・日本庭園をたずねて想う
・ライネフェルデに学ぶ
・ブォルビスとの合併 リージョナル・シティの誕生
・「減築とパネル」の生む「新建築」
・訳者解説
・著者・訳者のプロフィール
著者:Wolfgang Kill、澤田誠二、河村和久
出版社:水曜社
サイズ:250×210
ページ数:163
発行年:2009.09
