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海の建築 なぜつくる?どうつくられてきたか

セール価格 2,970円(税込)

海の上に祀られる日本の神社、世界中に見られる水上居住など、海の建築は何のために、どうつくられてきたのか。海と建築との関係を系譜的に整理し、その出現の理由や、歴史的、技術的、思想的な経緯について振り返る。

海から来る。海へ帰る。

固定から移動へ、不動から可動へ。

海に呼ばれ、海にこたえた建築の意味の歴史。

■目次

第1章 海と建築と船の関係性

 海流が運んだ建築文化、陸に上がった船、船から建築へ

第2章 船に魅せられた建築家たち

 刳舟から構造船へ、建築家と船、コンクリートで船をつくる

第3章 清盛と海と建築

 海と厳島神社、厳島信仰と神社の創建、平清盛の大造営、福原の築島

第4章 なぜ海に建てられるのか

 海の上の建築、土地がない、海の上に建てたい、土地が海に沈んだ

 軟弱な地盤、博覧会の開催、戦争時の海軍軍事施設、浮かぶ人工海水浴場

第5章 海と陸との関係性を示すもの

 海岸線と汀線、海抜・標高・日本水準原点、験潮場と検潮所

第6章 建築家が描いた夢・海上都市

 海の上をどう使うか、東京湾に描かれた海上都市構想

 大高正人の東京湾海上帯状都市構想、東大・丹下健三研究室の「東京計画1960」

 菊竹清訓の「東京湾計画1961」

おわりに 浮かぶ建築の追求、海と建築の関係を振り返ると

著者:畔柳昭雄

出版社:水曜社

サイズ:A5

ページ数:224

発行年:2021.12