
ハンネス・マイヤーの建築思想と独ソ建築界[1926-1930年]
スイス人建築家ハンネス・マイヤーの1926年から1930年までのスイス・バーゼルとドイツ・バウハウスでの活動を、独ソ建築界の言説上の構図を踏まえて、その総体の中で位置付ける。
■目次
・序論
・第1章 ドイツ建築におけるフォルマリズム
テオ・ファン・ドゥースブルフ
ドイツ工作連盟における「形」
ムテジウスの「形」
グロピウスの「形」
ミースのフォルマリズム批判が示唆するもの
・第2章 ドイツ・スイス建築におけるリアリズム
雑誌『G』
ミース・ファン・デル・ローエ
雑誌『ABC』―マルト・スタム、ハンス・シュミット
ハンネス・マイヤー
マイヤーをめぐるねじれ(1)
・第3章 バウハウスにおけるフォルマリズム批判
エルンスト・カライ
バウハウスでのマイヤーの建築活動
マイヤーをめぐるねじれ(2)
マイヤーとスイス・ドイツ建築界
・第4章 ソ連におけるマイヤー受容
国連コンペ案
連邦学校案
モスクワでのバウハウス展
マイヤーをめぐるねじれ(3)
・第5章 ソ連建築界の構図
アスノヴァとオサの基本的姿勢
アスノヴァ/オサ論争
ヴォプラ(全ロシアプロレタリア建築家連盟)
独ソ建築界の構図とソ連におけるマイヤー受容
・おわりに
著者:岩澤龍彦
出版社:専修大学出版局
サイズ:A5
ページ数:327
発行年:2023.03