滋賀県庁舎本館 庁舎の佐藤功一×装飾の國枝博
明治に建てられた煉瓦造庁舎の耐震性に危惧し、昭和12年から現庁舎の設計建築が始まった。日中戦争が始まり、鉄材不足で一部変更を余儀なくされたなかで、ギリシャ様式を基盤とし、格式を備えつつも現代的機能に対応した庁舎は、まさに経験豊富な二人の建築家が英知を絞り、端麗さを駆使した近代建築の総決算と言えよう。庁舎の構造や意匠、建築に至る経過なども含め、多数の写真・図版とともに紹介。
■目次
・第1章 滋賀県庁のはじまりと県庁舎の変遷
・第2章 県庁舎本館建設を巡る経緯
・第3章 県庁建設に関わった人々
・第4章 県庁舎本館の造形の美
・本館改築記念写真
・県庁周辺の近代建築
著者:石田潤一郎、池野保
出版社:サンライズ出版
サイズ:A5
ページ数:110
発行年:2014.10
