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左官礼賛

セール価格 3,080円(税込)

月刊「左官教室」に掲載した文をまとめたもの。土壁が時代を批評する‥‥。職人とその仕事を愛した、「左官教室」の編集長がおくる職人技へのオマージュ。

■目次

・1 泥

泥壁の美/結ぶことほどくこと/ゆきてかえる心/素材の無償性について/微細な水/見えない水/素材革命/材料と技術の関係/打ち放しコンクリート/土のことは土に習え/呼吸する壁/三州たたきとサバ土/三和について/塗り壁を見直す 他

・2 造

美意識/道具について/鏝/時代という砥石/塗り壁が終わる前に/事故と責任/春の夜の夢/檀那場/自由なる左官(フリーメーソン)/塗り壁のプラントデザイン 他

・3 巡

泥狩りの旅/塗り壁を愛する心・名古屋/寺子屋のすすめ・飛騨高山建築学校/最期の炭焼党・甲州/塗り壁デザインの研究・伊賀/お助け蔵・茨城県那珂湊/悪場所と塗り壁・京都島原 他

・4 時

古郷にて/土蔵の夢/人生は短く、技芸は長い/塗り壁の未来/無償なるもの/殺風景/景観のモラル/すまい文化と職人技術/建築の生と死/泡盛と塗り壁/キムチと土壁/子どもの変える家 他

・5 言

名づける/花火と真夏の夜の夢/たかが名称というなかれ/情報の発信源として/言葉を取りもどす/美意識の転換/荒壁と時分の花/雑草と泥壁 他

・6 詩

雲南の市場/ネイティブ・アメリカへの旅/ティピーを建てること/ペルーの泥の家/魚の骨と石灰と泥/縄文までさかのぼる/河原者ということ/或る職人の死 他

・用語解説

・あとがき

著者:小林澄夫

出版社:石風社

サイズ:195×135

ページ数:432

発行年:2001.08