ギャラリー間叢書16 宮脇檀の住宅 1964-2000
多数の建築作品・著作を通じてさまざまな提言を残し、「モダンリビング」を問い続けた建築家・宮脇檀の住宅作品集。宮脇檀が生涯にわたり活動の中心とした住宅設計に焦点をしぼり、9つの住宅作品と6つのテーマでまとめた言説を紹介。巻頭には自邸の計画案を9つ掲載。また、植田実・内藤廣・中村好文・山崎健一による座談会「宮脇檀が描いた家の風景」から、宮脇檀が残したものを検証し、現代における「家族」や「住まい」のあり方を問いかける。巻末には、全住宅作品の年譜も掲載。
■目次
・自分の住まいを考える 宮脇檀
・9つの住宅と6つの言説
もうびでぃっく(1966)、あかりのや(1967)
PLAZA HOUSE(1968)、ブルーボックスハウス(1971)
松川ボックス#1(1971)、#2(1978)
グリーンボックス#2(1972)、船橋ボックス(1975)
BOX-A QUARTER CIRCLE(1976)、Choi Box(1984)
解説:植田実
言説1 都市る住居と人る住居 1960年代後半の状況認識
言説2 大衆社会の住宅像 1970年代以降の状況認識
言説3 箱の系譜
言説4 家と環境を結ぶもの
言説5 空間のアンソロジー
言説6 作家魂
宮脇檀の言説編集:東京工業大学 奥山信一研究室
・宮脇檀が描いた家の風景
植田実、内藤廣、中村好文、山崎健一
・宮脇檀 住宅全仕事
著者:ギャラリー間
出版社:TOTO出版
サイズ:280×220
ページ数:144
発行年:2000.05
