ホーム ル・コルビュジエの全住宅 Le Corbusier HOUSES

ル・コルビュジエの全住宅 Le Corbusier HOUSES

セール価格 3,666円(税込)

建築の歴史を変えた住宅!

巨匠 ル・コルビュジエが描いた夢の軌跡を全106作品・210プランの図面・模型で紹介。

コルビュジエの創作活動は広く都市計画・建築・著作・絵画・彫刻・雑誌の編集にわたっているが、20世紀最大の建築家としてのコルビュジエは常に住宅とともにあった。1905年故郷ラショード・フォンで最初の住宅作品ファレ邸をつくってから、あざやかに近代建築を予見した1914年のドミノ型住宅、労働者の量産型住宅、有名な「住むための機械」としての白の時代の住宅作品群、最小限住宅、プレファブによる非熟練工のための構法、地域に根差したバナキュラーな住宅、非西欧圏への展開、プリミティブな小屋としての住宅、寸法のシステム、戦争罹災者のための住宅……。コルビュジエにとって住宅は原点であり、生涯その創作は続けられたのだった。

コルビュジエの住まいに関する提案は家具から個人住宅、集合住宅、都市計画にまで広がっている。ここでは、「共有部分をもたない自立した住宅 」を対象にし、『ル・コルビュジエ全作品集』(全8巻)、『ル・コルビュジエARCHIVE』(全32巻)、その他の資料を調べると、106プロジェクト、200を超える住宅案が確認できた。 この数字の中には実現しなかったプロジェクトも含まれている。極端な例ではスケッチ程度のものもあったが、それらの復元も含め、全住宅プロジェクトを200分の1の縮尺にそろえて模型化した。これら全住宅の中には、流通したイメージの陰に隠れてしまって普段目にする事のないコルビュジエが存在する。この「住宅のル・コルビュジエ」展は、これまで無数の解釈、評価がなされ語られた「ル・コルビュジエ」ではない、リアルなル・コルビュジエにできるかぎり近付こうとする試みである。

チームIII/東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室

著者:東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室

出版社:TOTO出版

サイズ:225×165

ページ数:415

発行年:2001.04