藤森照信の原・現代住宅再見
現代の住宅はモダンデザインに歩みを、その原理を反復しているのではないか……。建築家・建築史家の藤森照信が、1920年代から現在に至る日本の輝くモダニズムの小住宅16作品を訪ね歩き、現代住宅の源流を探るべく独自の視点で鑑定する。
打放しコンクリートの元の元 /本野精吾の「自邸」
幾何学と工学的技巧の狭間 /藤井厚二の「聴竹居」
日本初、コンクリートむき出し住宅 /本野精吾の「旧鶴巻邸」
桂離宮の記憶がゆらめくモダニズム /清家清の「森博士の家」
モダニズム能舞台 /増沢洵の「コアのあるH氏のすまい」
バウハウスの脇道 /山脇巌の「諸井邸」
根は法事 /菊竹清訓の「スカイハウス」
内向してこそ見える建築の核 /篠原一男の「から傘の家」
機能主義、合理主義、技術主義の極致 /広瀬鎌二のスチール・ハウス「SH-60・SH-67」
テラスの上と下 /吉村順三の「軽井沢の山荘」
緑の運命 /藤木忠善の「すまい/サニーボックス」
鉄に吹き込まれた原始の生命力 /川合健二の「ドラムカンの家」
都市の内側に立つ /東孝光の「塔の家」
「有孔体」理論の実践 /原広司の「伊藤邸」
未成熟の境地 /渡邊洋治の「龍の砦」
著者:藤森照信
出版社:TOTO出版
サイズ:A5
ページ数:251
発行年:2002.12
