阿部仁史 フリッカー HITOSHI ABE FLICKER
「宮城スタジアム」でデビューし、その構築的な形態で話題を呼んだ建築家、阿部仁史の作品集。ジオメトリー×テクスチャー×アクティビティ。パズルを楽しむかのように散りばめられた状況を大胆に読み解く中から生まれた建築が、われわれに新鮮な風景をもたらす。「宮城スタジアム」「苓北町民ホール」から最新プロジェクトまで代表作21作品を収録。写真とダイヤグラム、テキストによって、三次元の座標軸では描ききれないフリッカー(ゆらゆら)な世界を探る。
■目次
・AIP (青葉亭) 柔らかな境界面/境界面としての映像/潜水艦
・PTI+PTK (パチンコタイガー泉松森店改装工事+PTKプロジェクト) 関係性のかたち
・OHP (Buono Houses おいしい住宅 コンペ案) 空間の切り分け
・FLC (関井レディースクリニック) 壁のある境界
・「閾の建築」 アーロン・ベツキー
・FRP (仮称 藤原屋ビルディング) ループ
・TH9 (9坪ハウスTALL) TALL
・KAP (苓北町民ホール) ひとつの箱 #1/ひとつの箱 #2
・「境界面の発見と生きられる空間」小野田泰明
・揺らぎの周波数
・XXBOX 誰、どこ、何?
・FA-1 カタチの原則
・SBP (しらさぎ橋) バスター・キートン
・「建築の展示について」 アンドリュー・ベンジャミン
・SOB (佐々木義肢製作所) 柔らかなワンルーム/逆さまの組積造
・LP (LandPack) 解像度
・PASTA WORKSHOP なぞる
・MWT (宮城県総合運動公園高架水槽) 見えないモニュメント
・「空間の姿と形」 藤本壮介
・IH (I邸) 眺望の結び目
・KTH (K邸/SHU-MAI) 拡張する住宅
・PALLET 並べ替え
・MSP (宮城スタジアム) ビルディングタイプ/飛ぶ屋根
・「メディア・スーツとしての建築」 五十嵐太郎
・SSM (仮称 K美術館) 複合するシャボン玉/エンボス
・YG (読売メディアミヤギゲストハウス) 翻訳された地形
・「阿部仁史建築の謎」 曽我部昌史
・MRP (neige lune flueur 雪月花) カタチのバタフライ効果
・「阿部仁史の建築についての考察」 レオン・ヴァン・シャイク
・GME BODY
・作品データ
著者:阿部仁史
出版社:TOTO出版
サイズ:A5
ページ数:278
発行年:2005.03
