藤森照信の原・現代住宅再見 3
分析・解析、はたまた饒舌。新旧横断の14戸。現代住宅の源流を見極めるこれぞフジモリ流究極の建築・鑑定眼。藤森照信の人気シリーズの第三弾。本書はモダニズム住宅の後にくるアナーキズム住宅のあれこれを伝える。
■目次
・はじめに
・イメージの源は「伊勢神宮」 前川國男の「自邸」
・立てれば迷宮、開けばモダニズム 内田祥哉の「自宅」
・奇妙な不在感 坂本一成の「水無瀬の町家」
・内側から生成 伊東豊雄の「アルミの家」
・「反転」の住宅 原広司の「自邸」
・ロマネスクか、はたまたバルサ材か 室伏次郎の「大和町の家」
・人工土地の夢 大高正人の「坂出人工土地」
・絶対〇度への回帰 岸和郎の「日本橋の家」
・言葉はいらない 難波和彦の「箱の家-7」
・物品の詩学 坂本一成の「HOUSE SA」
・「透明」に行き着く 妹島和世の「梅林の家」
・抒情詩人の小部屋 立原道造の「ヒアシンスハウス」
・二一世紀の縄文住居 藤本壮介の「T HOUSE」
・平成の分棟型住居 西沢立衛の「森山邸」
・あとがき
・初出一覧
著者:藤森照信、下村純一
出版社:TOTO出版
サイズ:A5
ページ数:231
発行年:2006.10
