北欧のノーマライゼーション エイジレス社会の暮らしと住まいを訪ねて
同居しない親子、自立する高齢者。世界でもっとも進んだ福祉の国、スウェーデン とデンマークへの旅を通して北欧のクオリティー・オブ・ライフを考える。
■目次
・はじめに
・第1章 ノーマライゼーションの国
ノーマライゼーションが浸透する国、スウェーデン
誰もが普通の生活を普通にできる権利
ユニバーサルにみんなに使いやすく
当たり前のことを当たり前にする
・第2章 シニア住宅「ローデット」ではじまる新しい人生
同居しない親子、自立する高齢者たち
誰にも気がねせずに人生を楽しみたい
生涯現役、人生に定年なし
広い戸建て住宅は独り暮らしには住みにくい
・第3章 グループホームに暮らす
スウェーデンで生まれたグループホーム
認知症高齢者のもう一つの我が家
建築家ハンス・ウィーランドさんの設計手法
グループホームの環境は介護の一部です
・第4章 「フォルクヘメット=国民の家」と「連帯の精神」
互いに助け合って生きる大切さ
スウェーデンのリアリズム
福祉にも民間活力導入の新しい変化
・第5章 生活者の目線 デンマーク
苦しみのなかから絞りだされた知恵
不可能を可能にしたデンマークミラクル
地域居住の一つのユートピア、ソフィールンド
高齢者の年金にも課税、納税は社会の一員である証
独り暮らしでも、介護が必要になっても、不安はない
住み替えは身体も気持ちも元気なうちに
・おわりに 北欧の「今」は日本の「将来」
・我が同士の「北欧のノーマライゼーション」に思う
大阪市立大学大学院 生活科学研究科 教授 白澤政和
・スウェーデンとデンマークの医療・福祉政策の変遷
著者:田中一正、川口政則
出版社:TOTO出版
サイズ:A5
ページ数:133
発行年:2008.09
