リートフェルトの建築 The Architecture of Gerrit Th. Rietveld
「リートフェルトがデ・ステイル終焉後も常に新しい構造や材料の可能性を探究し続け、ユニークかつ傑出した建築作品を数多く実現していることを知る人は、意外なほど少ない。」本文より
名作椅子「レッド&ブルー・チェアー」「ジグザグ・チェアー」を生み出し、デ・ステイル(オランダ近代の芸術活動)の先駆者として知られるヘリット・トーマス・リートフェルト。本書は、彼の名を世界に知らしめた処女作「シュレーダー邸」の収録はもちろん、初期の住宅から晩年の公共建築まで、今まであまり紹介されてこなかった建築作品を徹底的に網羅した、リートフェルト建築作品集の決定版。
■目次
・年譜
・家具デザイン
・プロローグ リートフェルトの建築/奥佳弥
1. 家具作家から建築家へ 1917-24
シュレーダー邸
2. 戦前の住宅 新即物主義を超えて 1925-45
ガレージ付き運転手の家
エラスムスラーン4戸建て低層集合住宅
ゼッケリー邸
メース邸
サマーハウス・ブラント・コルスチウス邸
サマーハウス・フェレイン・ステュアート邸
3. .戦後の住宅 「生活」と「空間」の同一化 1945-64
スミット邸
スレーハウス邸
フィッサー邸
ファン・ダーレン邸
ファン・デン・ドゥール邸
ファン・ダンツィッヒ邸
ファン・スロベ邸
工房のリートフェルト-
同僚、生徒、そしてクライアントたちの思い出/マライク・キュバー
4. 「構成」と「構造」の統合を目指して 1949-64
障害児のための家/フェリート・インスティテュート
ヴェネツィア・ビエンナーレ・オランダ館
ソンスベーク彫刻パヴィリオン
テキスタイル工場デ・ブルッフ
アーネム美術アカデミー
へリット・リートフェルト・アカデミー
著者:奥佳弥、キム・ズワルツ
出版社:TOTO出版
サイズ:B5変
ページ数:312
発行年:2009.02
