内藤廣の建築 1992－2004　素形から素景へ1

内藤廣初の作品集。2冊組の構成とし、本書1巻目はデビュー時の1992～2004年まで、2巻目（来年刊行予定）では2005～2013年までとし、時系列に紹介する。

環境との調和や人々のアクティビティの誘引を目指すことに留まらず、「時間」と対峙する骨太さが魅力の内藤建築。

本書では、代表作15作品の当時の原図を多数掲載するほか、雑誌や著作物の中で書いてきた文章を格言のように作品紹介ページに掲載し、写真･図面･言葉によって多層的に建築へ対するその思考をつかむことができる。

内藤自らが編集に意欲的にかかわった、こだわりの一冊。