プレ・デザインの思想 建築計画実践の11箇条
TOTO建築叢書第3弾。建築家等と協働し、空間の使われ方が高く評価された「せんだいメディアテーク」(伊東豊雄設計)、「横須賀美術館」(山本理顕設計)など、話題の公共建築を生み出してきた、建築計画者のトップランナー、小野田泰明。
常に「より良い建築とは何か?」という問いの答えを追求し、刻々と変化する状況の中、日々疾走する著者が自身の職能について書き下ろした一冊。
■目次
・はじめに
・第1章 空間は、ひとの行動によって切り開かれる。
・第2章 ひとの行動と空間の状況は相互浸透的なものである。
・第3章 機能は、空間を操作可能な状態に縮滅する発明である。
・第4章 ダイヤグラムや面積表は、機能を建築に定着する、計画の有効な道具である。
・第5章 ダイヤグラムは、便利だが道具に過ぎない。道具に使われてはならない。
・第6章 空間で、ひとを自由に操ることはできない。
・第7章 良い空間は、ひとをつなげ、コミュニティの基盤となる。
・第8章 良い空間の裏側には、ちゃんとした運営が存在する。
・第9章 良い空間は、良い計画プロセスによって、初めて成就する。
・第10章 良い空間プロセスは、社会における縦と横の信頼によって支えられている。
・第11章 良い計画プロセスには、しっかりした職能とそれを社会に位置付ける仕組みが不可欠である。
・あとがき
著者:小野田泰明
出版社:TOTO出版
サイズ:四六
ページ数:183
発行年:2013.09
